SNSで何度も宣伝させていただいた(おさわがせいたしました)、「暗渠と競馬めったくたトーク」、
おかげさまで無事に終了いたしました。
われながら、というか我々(暗渠マニアックス)ながら、ずいぶんとチャレンジングなトークイベントだったと思います。
・大御所・前本の雑誌発行人であり競馬エッセイストであり書評家である目黒考二さんといっしょ
・トークショーなのに会場がライブハウス
・屋内よりも外を散歩したくなるような春の土曜の真っ昼間
・いつもよりちょっとお高い料金設定
・そしてなによりも、ちょっと読んだだけでは全然内容が想起されないであろう「暗渠と競馬」という荒唐無稽なテーマ設定

…にも拘わらず、たくさんのお客様にご来場いただきました。
みなさま、お付き合いくださいまして、ほんとうにありがとうございました。

当日の4人のトークタイトルはこちら。
キャプチャ

髙山は冒頭の地ならしです。
まずはなんでこの場に至ったのかをご説明するのに、
私自身がいかにして「本の雑誌」や目黒さんと出会ったかのお話から。

特に、「本の雑誌」が実は暗渠沿いで産声を上げていた件
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については
どうしてもここで語らねば、と
こんなスライドも用意しました。
(『本の雑誌風雲録』目黒考二 の冒頭文からの引用です)
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ほんとうはこうではなかったのですか?と目黒さんに聴いてみましたが、
あっさり否定されましたw

そして、暗渠に初めて触れるかた向けに暗渠の愉しさを、
今回はL・M・Nという枠組みで簡単にご紹介。
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さらに、髙山なりの「馬×暗渠」のフレームワークとして、
『Hor水路』(馬となんらかの関連が深い暗渠や川・水路の総称)
という考え方を提唱しました。
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そのうえで、「その他でHorse」なHor水路として
ここを挙げました。
池上本門寺の横のこれ。
(地図は『スパー地形セット』DAN杉本 より)
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もう馬頭星雲にしか見えないですよね、と。
(地図は『スパー地形セット』DAN杉本 より)
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ここで諸星大二郎先生の『暗黒神話』ともリンクしてくるわけです。


さらにこれは、込にある暗渠横にある名馬するすみ像とともに、
なぜか他の「Hor水路競馬場跡」とびったし
(←うま!)線・東経139°42′の線上にのっかっているという驚愕の事実!
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なんだこれは!!

…まあ偶然なんでしょうが、この謎の解明は「ムー」あたりにお任せしようと思います。

ことほど左様に、暗渠にはこんな役割があるんですよ、
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というお話で〆させていただきました。

この後は吉村のめっちゃ掘りまくりの縦軸トーク、
そして休憩をはさんで
諸般の事情で順番を変更し目黒さんトーク、
浅川ヒロキーニョトークと続きます。

最後は事前にみなさんに記入していただいた
暗渠ダービー
の結果発表。
会場では予想の一助としてこんな新聞もお配りしました。
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的中者いなかったらどうしよう、なんて心配もしてましたが、
なんと3名が見事的中!
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「やや豪華」な賞品は一ケしかないため、お三方でジャンケンをしていただきました。
それにしもてすごい!よく当てましたねー。


こんな感じで15分押しで終了。

撤収後は、
今回の縁結びと当日のお手伝いをしてくださった『暗渠マニアック!』編集者の山田さんをまじえての
打ち上げです。
そんな席でも競馬新聞が真ん中に…
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一番の感謝はご来場のみなさま。
なのですが、こんな企画に快く乗ってくださった浅川宏樹ヒロキーニョさん、目黒考二さんにも
改めて感謝申し上げます。
どうもありがとうございました!