毎日暗活!暗渠ハンター(旧『東京Peeling!』)

『暗渠マニアック!』著者・中級暗渠ハンター(自称)髙山の書きなぐりメモブログ。中級とは上下の概念でなくどっちつかずの曖昧な(あやしい・胡散臭い)もの、というニュアンスでご理解ください。

9000 その他のピーリングポイント

『湘南モノレールと暗渠』ボツ写真集

11月からスタートした「ソラdeブラーン」での全5回の『暗渠deブラーン』連載。
おかげさまでご好評のうちに終了することができました。
どうもありがとうございました。
*
一部のかたから
「湘南モノレールと暗渠がいっしょに写ってる写真ってイイ」
とほめていただたのに気をよくして、
『湘南モノレールと暗渠』ボツ写真含めた写真を集めた共有フォルダを作りました(髙山ぶんのみ)。
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よろしかったら、ご覧下さいませ。

台湾暗渠トーク無事終了、ありがとうございました。

10月5日の『台湾暗渠展』トーク、
ご参加いただいたみなさまのご協力で無事終了いたしました。
どうもありがとうございました。
展示自体は6日(日)18時までやっております、今からでもぜひ!

展示会場である茶嘉葉さん2階の入り口はここから。
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声を上げてしまうくらいに可愛らしいタイル。
今回は、茶嘉葉さん特製冷茶と虎印さんに特注した暗渠菓子付き。
(抹茶=苔 という見立て!)
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私は前半でこんな話をしました。
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まとめるとこんなかんじ。
『東京人11月号』に寄稿したものはこの中の一部を切り出したものです。
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もちろんこれも。
みなさん大きな声でご協力、ありがとうございました。
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このあと吉村さんにバトンタッチ。
台湾暗渠を縦軸で掘るトークが、スライド200枚60分繰り広げられました。

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18時半をちょっと回ったところで終了、
みなさんからのご意見やご質問をお受けする時間が取れなかったのが残念…。

しかしまだ続きがあるのだ!10月26日(土)栖来ひかりさんと、
神楽坂モノガタリで台湾Y字路と暗渠のトーク。ここでもさらに台湾のお話をいたします!

終了後は茶嘉葉さんご夫妻と東京人副編集長さんと台湾料理店高味園さんで晩ごはん。
おかみさん交えてのたっぷり台湾話で盛り上がりました。
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これも知らなかった台湾文化。驚愕!!(謎)
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新元号…

新元号の有力候補である「安久」。

もうすぐ発表になりますが、暗渠仲間のうしみてぃさんがこんなtweetを。

わははは。
これおもしろいですねw
ちょっと間が空きますが、夏に「暗渠マニアッククイズ略して『暗Q』」10問の発注を
あるところから頂いたので、
そこでの冠でこれ、パクらせていただきますね。


事前に民間で取りざたされたものは避ける、みたいな方針らしいので
多分「安久」は厳しいと思うのですが、
それはそれで今後もしばらくネタにできてよいかと。
「安久」の健闘に敬意を表します。

境界ハンター 千葉の市境ミルフィーユ地帯をゆく

今日は久々に暗渠の話ではないやつなので、タイトルをちょっと変えました。
とは言っても最近湧水のことだけで暗渠のこと書いてない時も
「暗渠ハンター」って使ってますが。
まあ都会の場合湧水は湧き出た直後から暗渠に入ることがおおいですからね、大目に見てください。



今回はどこに行ってきたかというと、まずはこの地図をご覧くださいまし。



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(スマホ版「Mapion」から転記)



あいほんで千葉の地図を見ていると、
千葉は結構入り組んだ市境が多いことに気がつきます。
たとえば馬込沢あたり(namaさん記事参照)。
こりゃおもしろいなとその周辺も見てみたら、
最も印象的でミステリアスなところが上の市境でした。



ところで、
行政区の境界というのはいろんなタイプがありますね。尾根とか、川とか。
やっぱ暗渠者としては、こういう地図を見ると
「ここに沢(川)があるのではないか?すなわち暗渠があるのでは?」
と思ってしまうのはもう性のようなもんです。
だから、タイトルは「境界ハンター」にしましたが
書き進むうちに事実上「暗渠ハンター」になってしまう可能性も大。



えと、話を戻します。
上記の地図は、四街道市と佐倉市と千葉市、
さらに千葉市は花見川区と稲毛区が映り込んでいるもの。
つまり5つの行政区が入り乱れる境界銀座!
それがあちこちでミルフィーユ状に重なってたりするからなお面白い!
のであります。



いったい現地はどんな様相を呈しているのでしょう。
ひとつの谷戸を行政区が入り乱れて奪い合っているのでしょうか。
それとも。ここに参加している行政の数だけ谷戸があるのでしょうか。
実物が見たくてたまらなくなって、
とうとう遠征してきました。



アプローチはまずJR総武線の稲毛駅から。
久々にこの駅に降り立ちました。
学生の頃友人がこの駅にある寮に住んでいたのでけっこう遊びに来たっけなあ。
駅前でパチンコ打って二人とも勝った夜は、
これで小旅行にいこうぜと千倉の民宿を公衆電話から予約して、
その足で内房線に乗っていったっけ。
それが初めての千倉だったなあ…。
勝ったとはいえ電車賃と宿代くらいしかないので、
せっかく海の街に来たというのにサシミとか食べられなかったなあ…。
そのとき「いつか千倉でたらふくサシミを食えるような人に…」と決意したものです。
その1年後。
友人から「私の実家は千倉で民宿をやっているのですが、8月末になるともう暇となるので遊びにきませんか」
と誘いを受けて押しかけ、
漁師をやってるお父様が獲ったサシミをたらふく食べることができました。
というわけでわずか数年で何の努力も苦労もなく千倉で誓った夢を叶えてしまうことになりました。
諸君。夢は叶う。…時がある。





千倉の話ではないのでした。稲毛です稲毛。
そっからバスに乗り移動、地図でいうと「上の方の境目銀座」あたりから
探索を始めることに。



「こてはし台」というバス停からそこに歩いて行くまでが結構大変でした。
畑の中を歩いて行く景色は北海道かよ、と。
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こんな大草原を歩いて歩いて、そしてとうとう目的地。
この地図の









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宇那谷町という文字の左にある信号、このちょっと上の市境です。
宇那谷町は千葉市花見川区。
上の上志津原は佐倉市。
境目はこんな風になってます。
果たして川がその境を刻んでいます。
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その横には鉄塔。花見川線No6。
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ここから地図右下に下っていきましょう。
といっても川端に道がないので
宇那谷町(千葉市花見川区)とその下の四街道市の市境の道を歩いていきます。
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市境には不法投棄のゴミがよく見られますが、
ここにもクルマがゴミとして打ち捨てられています。
近くの解体屋さんが置いているだけなのかな。



さてここはこのあたり。



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矢印のすぐ下は千葉市花見川区、その下が四街道市。
矢印の上は佐倉市、そしてその上にまた四街道市。
ここがいわゆる「市境ミルフィーユ」!
最も今回見てみたかった場所。



これが真ん中の市境、つまり千葉市花見川区と佐倉市を分かつ川。
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左側が花見川区、右は佐倉市です。
写真には写ってないけどもっともっと左は四街道市。
さらにもっともっと左も四街道市。
四街道市が、ひょろひょろ延びてきた千葉市花見川区と佐倉市の
触手を包み込んでいる格好になっています。



そして少し進んでこちら。
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場所はこんなかんじです。青いポイントが私の位置。
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つまり、私の背後は四街道市。
道の向こうの田圃は佐倉市で、
その向こうに川が流れていてそっから先の田圃は千葉市花見川区。
向こうに見える山(林のことね)は四街道市と。



写真だけみると単なる「一面田圃」な風景ですが、
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地方行政的にはたいへん入りくんだややこしい事態になっているわけです。



佐倉市の市境のはしっこまで来ました。
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そこで見える光景がこれ。
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ARで市境が出てくるアプリとかで見たらえらいことになってるはず。





この先は、東関東道によってさえぎられる形で
四街道―千葉市花見川区―四街道のミルフィーユが終わります。
3





しかし川沿いにさらに南下すると、
また盲腸みたいな市境が現れます。
小ミルフィーユ、つうかんじですね。
小深町と書かれているところは千葉市稲毛区。



またどうしてこんな市境になったんでしょうか。
そんなことには全く意に介さぬかのように市境を刻む川。
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この地図の、「スタジオノースフェイス」の左のほうにある
突き当たりの道は
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こんなふうになってます。
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私が立ってるのは千葉市稲毛区。
ガードレールの向こうは四街道市。



このへんまで来ると、とうとう暗渠登場。
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奥に入ってみると、縦方向にコンクリ蓋を敷いたタイプ。
珍しいですね。
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いい暗渠です。
タイトルを暗渠ハンターに変えたくなってきました。
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じつはこの暗渠、ミルフィーユ地帯を抜けてもどんどん続いてて、
これはこれで大変興味深いのですが、
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今回の主題ではないのでバッサリ割愛。
行ったのは8月。
けっこう歩いたのでバテバテです。
四街道駅に戻る途中にあった「一丁目食堂」でヒルメシ休憩。



ビールと一緒に出てきたのは茹で落花生。さすが千葉。
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今日歩いてきた、川で割られた境界に住む方々って、
どんな暮らしをしているんだろうなと
落花生の皮を割りつつ
うぐうぐビールを飲んで帰りました。


鉄塔萌え 三鷹のシャコ鉄塔

久々の「鉄塔萌え」、行きまーす!
三鷹市で私の目の前に現れた鉄塔に、
目が釘付けになりました。
まるで巨大シャコですがなー!!!



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これ、まだ午前中なんですが曇天がこの鉄塔と馴染みすぎて
また異形っぷりを引き立てていますねー。



ちょっとパーツも見てみましょう。
まずは上の、突端部。
うーん、巨大な姿を誇らしげにさらすこの大胆さがイイです!



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そして裾近くの部分。
なんでしょうこの造形はw
こんな形にする必要あんのか?ってあたりが萌えです。
なんか過剰感あるよなー。
間違った方向に進んだ進化を止められないんだもはや!
みたいなw
「間違った進化」が間違いだったらゴメンナサイw



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ちょっと引いて改めてみると。
背後にはちょっとスリムでカラフルなお仲間が行列しておりましたw



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さらに反対となる送電線のゆくえを見ると・・・
この果てしない行列が素敵!!!
いったいどこまで続くんだろう・・・としばし呆然としてしまう感覚が好き。



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せっかく久々の(ってか初めての、かなw)鉄塔特集なので、
オマケでもう一つ。
鉄塔でなく給水塔なのですが、
夕方に撮ったらちょうどいい塩梅に沈む三日月がレイアウトされましたw



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高円寺駅付近の給水塔。
給水塔本体もスキですが、横の階段を護る縦のスチールのラインがまた美しいです。



さて、GW特別鉄塔特集はこれまで。
次回はまた「暗渠ハンター」でお会いしましょう!


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